働き方は生き方そのもの。人と比べるのではなく「自分で描ける」人生を〜神野沙樹さん 有機な人インタビューvol.3
今日の有機な人は、神野沙樹さんです。
会社名:株式会社Niesul
しごと:人事コンサルタント、社会保険労務士
キャッチフレーズ:職×生 みらいデザイナー
固定観念にとらわれず「こんな道があるんだ」って気づいてもらうきっかけづくりを
一言で言うと、社長、社員と対話する仕事だと思っています。
対話するなかで、 「制度づくり・風土づくり・人づくり」をしています。
具体的には、人事プロジェクトを実施したり、就業規則や評価制度などを作ったり、社員研修など。
特徴としては、問いかけをしながらともに作っていくというスタイルだという点ですかね。
一方的に作ったり話しても意味がないと思っているので、例えば人事プロジェクトでそこの社員の方が会社のことや自分自身のことを考える問いかけをして、自らの「これをやりたい」「こうしたい」ということを伺い、形にしていくようにしています。
本当はみなさん自身の中に色々な考えや思いがあるのですが、つい「今働いている状態が当たり前で変えることなんてできない」と考えてしまうような気がしています。
そこに「問い」を投げかけ、働き方を考えることによって、その固定観念にとらわれず「こんな道があるんだ」って気づいてもらいたい。
そんな「みらいを描いていくきっかけ」をこれからも作っていきたいと思っています。
働き方は生き方そのもの。働き方を考えるなかで生き方をともに考え、みらいを描いていきたい
以前から、社労士というのはともにみらいを描くデザイナーのような存在だと思っていました。
加えて、自分自身の結婚や出産・子育てを経て、心から「仕事」と「生活」が分かれていないなと思ったんです。
働くことと生活すること、物理的に場所や時間は切り分けられたとしても、完璧には切り分けられないですよね。
だって、プライベートがうまくいっていなかったり不安なことがあると仕事に打ち込めないし、逆に仕事がうまくいかないとプライベートも楽しくなかったり。
私は、働き方って生き方そのものだと思いますし、働き方を考えるなかで生き方をともに考え、みらいを描いていきたいと思って、こんなキャッチフレーズにしました。
何より「笑顔」です。
だから、ニースルって社名をつけたように、みんな笑顔で「ニーっ」ていう顔になったらいいなと思っています。
心からの笑顔からで溢れている人たちが増えるということは、人と比べて自分の幸せを図るのではなく、自分自身で「私の人生、案外好きよ」って言える人がたくさんいると思うんです。
そんなイキイキした場を作っていきたいと思います。
あれ、私って他の人から見たらフツーじゃない?
うーん、一番は「自分の心に嘘をつかない」ということでしょうか。
判断に迷ったとき、ちょっとグレーの相談を受けたとき、何を選択すれば良いのかは「自分の心」が一番知っていると思うので、
人に恥じない行動、子供に自信を持って言える仕事にしたいと思っています。
あとは、「自分の価値観」で判断しないように心がけています。
数年前までは「フツーはこうでしょ」と自分の中の「フツー(価値観)」を作って、それに当てはめていました。
でもあるとき、「あれ、私って他の人から見たらフツーじゃない?」と思うことがあって(笑)
もう何がフツーなのか、そもそもフツーなんてあるのか、と思い始めるようになりました。
それ以降、一見自分では理解できない行動や言葉を耳にしたときには、その人にはその人の考えがあってのことだと思うように気をつけています。
あ、これ、「気をつけている」という語尾がポイントで、我が出てくる自分がまだまだいるのですが(笑)
淡路島の新施設づくりにシューマッハーカレッジの日本版の構想まで「止まらない想い」
えっと、いっぱいあります(笑)
私は2016年に淡路島に引越しをしたのですが、その淡路島で「みんなの実家 おあつまり」という遊び場施設をいま作りあげています。
まず目先としては、その「おあつまり」を大盛況にしたいと思っています。
目標は、関西と言えばこのテレビ「おはよう朝日です」に取材してもらえるようになることです(笑)
私が人生を通して目指しているのは、自然に生きる(不自然に生きない)ということ。
事業発展すればするほど自然や家族を壊している事業モデルとか、
もっと身近な話で言うと、「地震」が起きているのに無理に出勤したり・・・。
生きるか死ぬかという話のときに、一番大切なものは本当に仕事なんでしょうかね。
そんな、もっとシンプルに「あるがままに生きる」ことができるようになれればいいなと思っています。
そのために、自然の中で研修や合宿、家族と時間を過ごすことができる「淡路島おあつまり」の施設づくりや、自然農法による農業、
将来的には、あるがままに生きることを学べる場として私が理想にしている、イギリスにあるスモールスクール「シューマッハーカレッジ」のような空間を日本にも作りたいなと思ったり・・・やりたいことはたくさんあります。
弊社内の話でいくと、社員(島尾・杉山)の新たな面をもっともっと見てみたいし、気づいたら自分がやりたいことがどんどん実現して行っている!と感じられるような会社にしていきたいですね。
また、社内でいま行っている「超フレックスタイム制」も、とても良い制度だと思うので、他社さんが真似していただけるように、揺るぎない実績を出していきたいと思っています。
有言実行、困難も次々突破していくパワーがあり、芯の強さを感じています。
そしていつも笑顔の温かさで、神野先生なら何とかしてくれそうという安心感があるんです。
これからもイキイキ働いていきましょうね!
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