【管理職対象】コンプライアンス研修「自分ごとで進める働き方改革」を実施～一冨士フードサービス株式会社（大阪市北区 ）

2018年11月28日、一冨士フードサービス株式会社　大阪本社（大阪市北区）において開催されました「コンプライアンス研修～自分ごとで進める働き方改革～」の講師を務めました。

受講された皆さんは、本社に在籍されている管理職の方および関連のある方で、総勢44名のご参加でした。

法改正を知って終わりではなく、「人ごとで終わらせないようにすること」を目的としたコンプライアンス研修

今回の研修のご依頼を頂いた際、大きく分けて２つのテーマがありました。

１つは、働き方改革・労働時間について再度認識を持っていただくこと。

もう１つは、働き方改革を「人ごと」ではなく「自分ごと」として捉えていただくこと。

働き方改革が叫ばれていることも知っています。
労働時間改善を社内で進めてもいらっしゃいます。

しかし、こればかりは忙しい毎日の中で、自分の中での優先順位が下がってしまうもの。

だからこそ、あらためて認識していただく機会にしていこうと研修ご担当者様と話をいたしました。

さらに、コンプライアンス研修で働き方改革を取り上げると聞くと「さぁ、法律も変わることですから、改正された内容を知りましょう。守りましょう」ということをイメージされるかもしれません。

もちろん、何がどう変わるのかを知ることも大切です。

しかし、「知って終わり」では全く意味がありません。

その時にとても大切なことが「人ごとで終わらせない」ということ。

仲間がサービス残業をしているのを横目で見ながら、何も声を掛けないのではなく、声をあげてみる勇気。
自分が残業しているのは「好きでやっているから関係ない」と思うのではなく、少し行動を変えてみる勇気。

一冨士フードサービスの研修ご担当者様は、そんな「想い」を共有していただきたいという意味も含めて、弊社にご依頼いただいたとお話してくださいました。

いまの常識は、１０年後の「非常識」かもしれませんね！

今回の研修で取り上げたのは、以下のプログラムです。

働き方改革を説明する際にお伝えしたことが、
・１０年後の世の中
・１０年前の世の中

１０年前、タクシーの禁煙化がスタートしました。

その頃は、こぞって付けていた「禁煙車」の行燈も、今となっては付けているタクシーはありません。

それが「当たり前」になったからです。

１０年ひと昔と言われますが、感覚的には「あっという間」。
もしかすると、１０年後はあっという間にやってきて、その時代は、今の「常識」が「非常識」になっているかもしれません。

正社員とは
働く場所とは・・・

そんな「今の当たり前」が、大きく転換する可能性がある。

なぜなら、人口減が目に見えているから。

だからこそ、固定観念を一度捨てて「どう働いていくのかをともに考える時期に来ているのではないでしょうか」と問いかけいたしました。

研修受講者様の声：「分かっちゃいるけれど再認識」できた

研修の中では、具体的な労働時間管理方法や捉え方、改善方法などをお伝えさせていただきました。

また、実際にご自身の仕事に置き換えたり、ケーススタディでワークも行いました。

参加された方からは「言われてみれば分かっていると思うことも、あらためてワークをすることで気付くことが出来た」というお声なども頂いております。

日々のお仕事はお忙しいと思いますが、１人の１分は、５０人いれば５０分。
１人の１０分は、５０人いれば５００分（ほぼ８時間分）です。

ちりも積もれば山となります。

そして、変革のモチベーションとなるのは「周囲とともに進める」ということ。

自分一人では忙しさに流されてしまうことも、仲間とともに進めることで前進できることが多々あります。

ぜひ実践につなげていただくと嬉しいなと感じます。