【プロジェクト型 就業規則作成】ハンドブックを作る3つのメリットと作り方解説
- 2024.05.27
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【2019年5月14日公開/2024年5月27日更新】
今日はプロジェクトで「ハンドブックづくり」について相談をするニー。
ハンドブックというのは、就業規則の内容や、自分たちが大切にする働き方を「小冊子」にまとめたものだニー。
作成しても、作成しなくても、
あるいは、手作りでも、デザイナーを入れてきれいに作成してもどちらでもよいニー。
何のためにプロジェクトをやってきたか、就業規則を作ったのか、その目的を確認しながら、ハンドブックを作るかどうか、話し合うニーよ。
ハンドブックを作る3つのメリット
ハンドブックというのは、就業規則や自分たちが大切にする働き方をまとめた「小冊子」あるいは「紙」のことを指します。
就業規則の内容が固まり、プロジェクトも終盤に差し掛かると、「ハンドブックにするかどうか」「するならば、どのような内容を盛り込むか」を話し合います。
会社の意向次第ですので、強制はしませんが、ハンドブックにまとめることの3つのメリットをお伝えします。
1.「読んでみようかな」と興味を引くことができる
いくら就業規則自体を分かりやすくまとめたとしても、「就業規則を読んでみよう!」とはなかなかなりにくいもの。
興味を持つ取っ掛かりとして、ハンドブックはとても優れています。
実際に、「就業規則づくり」を依頼された際に、「こんなハンドブックは作りますか?」とお見せすると、「これいいね」と、就業規則よりも読んでくださる確率が高いです。
2.自社の働き方が、より分かりやすい言葉で伝えることができる
想像してみてください。
自分がこれまで経験してきた職場での経験について
「400字詰めの原稿用紙に作文してください」と言われるのと、
「絵本にまとめますので話してください」と言われるのとでは、内容が変わりませんか。
それと同じで、「ハンドブックにまとめよう」と思うと、より平易な言葉で表現しようとします。
結果的に、「分かりやすい言葉で表現された物」が出来上がることになります。
3.入社する方、社員の家族、取引先にも渡せる「差別化ツール」になる
会社説明会でいくら社長が熱く語っても、「聴くだけ」ではなかなか伝わりません。
(明石家さんまさんほどの腕があれば別ですが…)
そんなとき、「これが私たちが大切にする働き方です」と冊子一つ渡してみてはどうでしょう。
ちょっと読んでみようかな、そう思います。
家族や取引先に手渡すことも出来ます。
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ハンドブックづくりは、3つのステップで出来上がる
いざハンドブックを作ろうと思った時、何から手を付けていけばよいでしょうか。
次の3つのステップで検討・作成していきましょう
ステップ1
就業規則や、プロジェクトで行ったワークの成果物から、「何を書くか」を選定する
・社員として「働くうえでこれ気になる」という点
(例:勤務時間や休日、お給料日など)
・会社として大切にすることのメッセージ
(例:価値観のワーク、行動指針・コンピテンシーワーク)
ステップ2
どんな風にまとめるかを話し合う
・ワードで作成する
・パワーポイントで作成する
・原稿を作り、デザイナーに依頼する
ステップ3
作業する
実際に3ステップに必要な時間は、5時間程度です。
その5時間を惜しまなければ、上記の「3つのメリット」が感じられますので、ぜひ作成してみてはいかがでしょうか。
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ここでは、これまでに作成したハンドブックをご紹介します。
1.就業規則の内容(主に就労環境関係)をピックアップしたもの
パートタイマーの方が多い場合で「パートタイマー規則」を作った場合は、パートタイマーさん用を作成することもあります。
2.給与明細の見方から育児休業に関する制度など「気になる点」を集めたもの
3.カルタ形式(あいうえお作文)にしたもの
4.業務マニュアルを兼ねたもの
5.行動規範や社是、会社の歴史を自分たちの言葉でまとめたもの
どのような内容にするか正解は無く、ぜひ「こんなものがあったらワクワクする」「嬉しくなってつい渡したくなる」そんなハンドブック(冊子)を作ってみてくださいね。
なお、これらはすべて、「デザイン」を入れず、ワードやパワーポイントで作成したものです。
キレイにまとめることもポイントではありますが、キレイさを求めて「人任せ」にしては意味がありません。
より自分たちの思いが込められているかどうかが大切です。
また、ワードやパワーポイントで作成すると、「後から変更する」ことが簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■まとめ
今回は、就業規則作成後のハンドブックづくりについて見てきました。
【3つのメリット】
1.「読んでみようかな」と興味を引く
2.自社の働き方が、より分かりやすい言葉で伝えることができる
3.入社する方、社員の家族、取引先にも渡せる「差別化ツール」になる
ステップ1 就業規則や、プロジェクトで行ったワークの成果物から、「何を書くか」を選定する
ステップ2 どんな風にまとめるかを話し合う
ステップ3 作業する
ぜひ、御社オリジナルのハンドブックを作ってみてはいかがでしょうか。
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