【プロジェクト型 就業規則作成】プロジェクトを一気に加速させるたった1つの秘訣

【プロジェクト型 就業規則作成】プロジェクトを一気に加速させるたった1つの秘訣

今日は、プロジェクトミーティングに出席しているニー。

プロジェクトそはじめた頃は「自由に発言してくださいね」といっても意見が出なかったのに、最近は少しずつ考えや想いが出てくるようになってきたニー。

そんなプロジェクト活動を、今日は一層加速させるワークをするニー。

みんなが笑顔でワクワクするこのワーク、楽しみだニー!

プロジェクト中にぜひ行いたいビジョンワーク。「ビジョン」とはあるべき姿?ありたい姿?

プロジェクトが進行してきた段階で、一気に加速させるためにぜひ行いたいワーク、それが「ビジョンの共有」です。

ビジョンとは?
将来のありたい姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像

辞書を引くと将来の「あるべき姿」を描いたもの、という表記となっていることがほとんど。
しかし、プロジェクトで話し合いたいのは「あるべき姿」ではなく、「ありたい姿」です。

「こうあるべき」という状態も、事業を成功させるためには考えることが必要かもしれません。

しかし、まず考えることは「ありたい姿」。

なぜなら、あるべき論が先に来てしまうと、人は「やらなければならない」「こうしなければならない」と「べき論」に縛られてしまいます。

何より「人がこう言ったから、◯◯しなければ」「環境がこうだから、◯◯しなければ」と受け身になることが多いのです。

しかし、プロジェクトは「受け身」ではなく「自分ごと」で進めることが鉄則。
だからこそ、「ありたい姿」、つまり、自分たちが近い将来、あるいは未来にどんな存在になっていたいのか、ということを話し合います。

理念とビジョンの違いは?理念があるのに、なぜビジョンを考えたほうが良いのか

よく「経営には理念が大切」と言われます。
確かに、理念というのは、その会社の存在理由を表す、「柱」となるべきものです。

なぜこの世の中に我が社があるのか。
我が社は、この世の中にとって(お客様にとって、社員にとって、社員の家族にとって)どんな価値を提供し、影響を及ぼすのか。

そんなことを言葉にして表しているのが「理念」です。

では、理念がある会社で、ビジョンを描いたほうが良い理由はあるのでしょうか。

答えは・・・
正直なところ「どっちでも良い」と思っています。

ビジョンは「描かなければならない」という義務感で描くものではなく、

ビジョンを描いたほうがよいなと思えば描けばよいし、「要らない!理念があれば十分だ」ということであれば作らなくてもよいと思います。

しかし、ビジョンのワークをするときに「あったほうがよいと思う理由はなんですか」という疑問が出たときに、こんな風にお話しています。

例えば、
全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に
人類、社会の進歩発展に貢献すること

この経営理念を読んだとき、みなさんはどんな世の中をイメージされますか。

上記は、経営の神様と称される稲盛和夫氏が創立された京セラ株式会社の経営理念です。

この理念が言わんとすることを「なんとなく、頭で理解」することはできると思います。

しかし、頭で理解していても、イメージを共有しているかどうかは別物です。

そこで意味を持ってくるのが「ビジョン」です。
理念は「柱」、ビジョンは「その理念が実現された社会を具体的な絵にしたもの」と考えてみてください。

上記の理念で表現している世界観とは、

社員がどのような表情で、どのように働いているのでしょうか。
人類、社会の進歩発展した世の中とは、具体的にどんな世の中でしょうか。
幸福って、どのような状態でしょうか。

これら、自分たちがありたい姿を「絵」で表してみたり、「動画」で表現したり、物語で表現したもの、それが「ビジョン」です。

ですから、ビジョンを描いたほうがよい理由、それは「イメージ(未来像、将来の姿)を共有し、行動を加速させるため」です。

ビジョンを明確にし共有するメリット「3つの視点」

先ほど、ビジョンを描いたほうがよい理由は、行動を加速させるためという話をしました。

実は、それ以外にもビジョンを明確にしたほうがよい「3つの視点」があります。

これら3つの視点を見ていくにあたって、少し事例を用いて話を進めたいと思います。

例えば、パンを売っているA店とB店があったとしましょう。

売っているものはパン。店の広さも営業時間も同じです。

A店は、接客など気をつけているものの、特にビジョンはなく「ただパンを売っているだけ」だったとしましょう。

B店は「この地域で生産されている小麦粉を使うことで地域活性しています。また、パンを通じて、家族やコミュニティの団欒を生み出し、関係性をつなぐ、そんなパン作りを行っています」と表現していたとしましょう。

1つめの視点:自分自身(自社)
まず考えたいのは自分自身、あるいは自社にとってのメリットです。

例えば、A店の店員さんとB店の店員さんが自己紹介をするとき、
A店の店員さんは「私はパン屋です」と自己紹介するでしょう。

一方、B店の店員さんは「私たちはパンを通じて家族・地域・コミュニティの団欒を生み出しているパン屋です」と紹介するでしょう。

また、新たなパンの企画をするにも、B店であれば「あえてちぎりながら食べる大きなパン」などを考えるかもしれません。

このように、ビジョンを明確にすると、自分自身(自社)のことを自信を持って発信し、自分の仕事も具体的に行動することができるようになります。

 

2つめの視点:相手(他社)
明確なビジョンを示して事業を行っていると、相手にとってもわかりやすいというメリットがあります。

A店とB店が並んでいたとき、どちらに入るか。
あるいは、お客様や取引先だけでなく、家族の団欒を実現したいと全く別の事業を行っている人も「このパン屋さんと提携したい」と思うかもしれません。

このように、わかりやすく伝えることで、お客様、取引先、これから応募してくる方に対して明確なメッセージを出すことができるようになります。

 

3つめの視点:周囲
明確なビジョンを示して事業を行っていると、自分自身や自社が当事者にはならなくても「応援したい」と思ってもらえる存在になるというメリットがあります。

例えば、遠方で自分が買いには行けなくても、SNSで発信したり、

自社では直接取引しなくても、知り合いの会社に「家族団欒をコンセプトにお店を開いているパン屋さんがあるから、よかったら紹介しますよ」とつなぐこともあるでしょう。

このように「周囲から応援してもらいやすくなる」というメリットがあります。

 

■まとめ

今回は、プロジェクトが進行してきた際にぜひみんなで一緒に考えたい「ビジョン」について見てきました。

ビジョンとは、「自分たちがありたい姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像」です。

理念との違いは、理念は「柱」、ビジョンは理念で表現した内容が実現した世の中、状態を具体的な絵にしたものです。

ビジョンを明確にするメリットは3つの視点から考えることができます。

1.自分自身(自社)にとって
2.相手(他社)に対して
3.周囲に対して
これら3者に対して、わかりやすいメッセージを発信できるようになります。

 

次回は、「会社にとって大切な価値観を考える」をお伝えします。