自然と育つ「場」をつくり、恩返しをしていきたい~島尾有香さん 有機な人インタビューvol.1

自然と育つ「場」をつくり、恩返しをしていきたい~島尾有香さん 有機な人インタビューvol.1

今回の「有機な人」インタビューは、島尾有香さんです。

お名前:島尾 有香(しまお ゆか)さん
会社名:株式会社Niesul
しごと:社会保険労務士
キャッチフレーズ:憩いの彩培 種まき役

目指すのはみんながイキイキ、居心地の良い職場が増えること

日々、どんな仕事をしているのですか?

具体的な業務としては、給与計算や社会保険・労働保険の手続き、労務相談(会社さんからいただく「人事・労務」に関するご相談)などです。

色々とご相談いただく中で、表面的な相談内容だけではなく、その奥というか、根本的な問題が無いか、聴きだせるように、また、お客様から気軽に話して頂けるような雰囲気を作りたいと意識して仕事をしています。

目指すのは、トラブルが無く、みなさんがイキイキと仕事ができる職場にすること。
居心地の良い職場が増えればいいなと思っています。


無理に育てるのではなく、自然と育つ「場」を作りたい

キャッチフレーズ「憩いの彩培 種まき役」に込めた思いとは?

私は、自分に関わるあらゆる人が、その人生を豊かに過ごせるような場を作りたいと思っています。

それは、社労士という枠組でする仕事(給与計算や社会保険の手続き)だけではなく、色んな仕事の中で…。

そのために「憩いの場」を作りたいと思っています。
例えばいま行っている「おあつまり隊」もその一つです。

場を作り、そこに人が集い、楽しみ、憩う…そうすることで集ってくれた人の人生に「彩り」が出ればよいなと思っています。

だから、栽培ではなく「彩」培にしました。

「種まき役」と書いてありますが、それはどんな意味でしょう?

そうそう「種まき役」としたのにも理由があるんです。

種まき役とは、声掛けや、たまの水やり程度。

決して育て役ではないんです。

無理に育てることはしないし、監視もしない。

自然と育っていくような「場」を私は作っていきたいなと、そう思っています。


イキイキとは「何かの目標に向かって勢いよく伸びている様子」

このコラムは「有機人々」といいますが、「イキイキ」と聞くとどんなイメージを持ちますか?

「イキイキ」ときくと、太陽に向かって力強く成長しているイメージを持ちます。

ぐんぐん伸びているというか、毎日楽しんでいるというか。

実は、住まいのベランダで家庭菜園をしているのですが、夏になりとても勢いが出てきたんです。
ぐんぐん伸びて、葉っぱも力強く伸びています。

そんな植物たちと同じで、人もぐんぐんのびている様子をみると「あぁイキイキしているな」と感じます。

そして、何かの目標に向かって集中している、夢に向かって仕事をしている、輝いている状態の人は「イキイキ働いている人」。

そんなイキイキ働いている人が集まる会社さんは、やっぱり「イキイキしている会社」だなと思います。


答えは自分のこころが知っている

働くうえでどんなことを大切にしていますか?

「自分が間違っていると思うことは行わない」ということです。

え?それって「私がルールだ」ってことですか?(笑)

いえいえ(笑)
自分の心に嘘をつかないということです。

何かの判断に迷い、とれる選択肢がいくつかあったときに、その場限りでどれが最善かではなく、その会社にとって「本当の意味で会社のためになることは何か」を考えて行動するようにと思っています。

嬉しいなと感じるときってどんなとき?

ご相談があって対応した後、「こうなったよ」という報告をいただき、さらに相談して良かったと言われることが何よりも嬉しいです。


会社という枠組みにとらわれることなく、広く多くの方と知り合える「場」を作り恩返しをしたい

今後やってみたいことはありますか?

社労士の枠にとらわれず、いろいろなことをやりたいと思っています。

社労士の枠というのは、社会保険の手続き、給与計算、助成金申請など…。

その業務に関わらず、もっと他の人の人生を豊かにする手助けをしたいと思っています。

もう、人生半分生きたので、今度は私ができることを周りにお返ししていきたいんです。

そして、現在の社労士の仕事では、関わる会社が限られてくるので、もっと一般の人とも関わりたいと思っています。

一般の人と言うのは、その辺を歩いている人とか、あらゆる立場の人とか…(笑)

つまり、会社という枠組みに捉われることなく、広く多くの方と知り合える「場」をつくり、関わっていきたいなと。

その一つが「グリーン」の活動(農園事業)や、憩いの場を作ること…。

その他にもたくさんあると思うので、もっとこれから考えていきたいです。

社会保険の手続き業務はあと2年で終わるというニュースも出ていましたし、数年後には業務内容も変化しているはず。
いまのうちに考えないと!と思っています。

自分も楽しみたいし、家族、職場の仲間、関わる方々を大切に仕事をしていきたいです。


働く仲間からのメッセージ~杉山友子さんから

島尾さんは、しおれているときは非常にわかりやすいです(笑)
そして、ぐんぐんのびているときもわかりやすい。

一番イキイキしているなと思うのは、イラストを描いているとき。

そのスピード、楽しそうな感じはまさに「イキイキ」という言葉がぴったりです。

この「有機人々」のイラストをはじめ、会社さんの就業規則や、ハンドブックにもどんどん登場して、島尾さんのイラストが色々な方のイキイキを引き出しています!

そして、お客さんから色々相談されているときもイキイキしています。

どんなに難題でも、一つ一つ丁寧に、じっくりと大事に相手に寄り添う…。

ここまで寄り添うのは、島尾さんにしかできないなと思います。

島尾さん、これからもイキイキ働いていきましょうね!